31歳主婦が急にスタートした田舎暮らし！だんだん居心地良くなった体験談

はじめまして。

31歳の主婦で、田舎在住ですが、元々は東京出身です。

全国転勤の会社に勤めていたことをきっかけに、東京から田舎へと引っ越すことになりました。

最初は車社会で、電車の本数が少なすぎて来ないなど、当たり前のインフラさえ違う文化だということにショックを隠し切れませんでしたが、いまはなれてきました。

まず初めに軽くショックを受けたのは移動手段の違いですかね。

最初は田舎がこれほどまでに車社会になっていて、電車の利用が少なく本数自体も少なすぎてあまり来ない・・・

これにはショックを受けました。

今まで当たり前のインフラと思っていた部分さえも違う文化だということに当時はショックを隠し切れませんでしたが、いまはなれてきました。

田舎は山も川も桁違いのスケールの大きさと、緑の豊かさがありますね。

空も広くて、今まで綺麗だと思っていた夕日も、実は隙間からしか見ていなかったんだ！ということに気づくことができます。

それだけ自然が豊かな田舎はとても綺麗な日本の豊かさを見せてくれます。

でも、不便なことも多いのも事実。

いつも便利だと思っていた当たり前のものが手に入らない不便さもあります。

それを全部取り去ってまで田舎暮らしをするには、割と大きな勇気が必要だと思います。

私が働いていた所では、全国転勤で都会で働ける場合もあれば、田舎へ転勤する可能性もありました。

正直田舎への不安も大きかった私ですが、突然の辞令で考える間もなく、急遽引越しをすることになりました。

田舎ならではの衝撃は、まず駅に人がいないこと！

これまで人がいる場所は駅だったので、駅にも人がいないことに本当にショックを受けました。

バスや電車の本数も少ないし閑散としています。

最初はショックを受けて、カルチャーショックのような状態になりましたが、文化を受け入れられるようになると、だんだん暮らし方もわかってきました。

人がいるのは駅ではなくイオン。

公共交通機関は使わずに車で移動したほうが便利だし、遊び方も都内のようなお洒落な場所を求めるのではなく、人の家でのんびりしたり、飲み屋街でローカルな飲み方をするなど、違う楽しみ方がありました。

だんだん慣れてくると、楽しみ方も身についてきました。今までは不便だなとイライラしてしまうこともありましがた、仕方ないかと力を抜いて見たら、見える景色が変わりました。

田舎すぎて、逆に怖いと思っていた自然も、よくみると美しい景色でした。

木がすくすくと育っていて木漏れ日が綺麗、空が広い、夕焼けが絶景、川が透けるように綺麗と色々な自然に気づけるようになりました。

今までは山は遠くにあるもの、木は公園に行かないとないもの、など都会の光景が当たり前と思っていたのは、少し悲しいことだったかもしれないと思うようになりました。

本当の日本の良さを目の前にした気分です。

人工的な建物に慣れていたのは、少しもったいないような気がしています。

また、本当の自然を目の前にしたら、心も広くなった気がします。

イライラした時も、近所をうろうろ歩くだけでも、癒しのスポットを見つけることができるので、ストレス発散ができるようになりました。

「歩く瞑想」が気軽にできるのも良い点だと思います。

また、周りの人も優しくて、いただき物の食べ物をよくもらいます。人懐っこい人も多くて、一度仲良くなるとよく話しかけられます。

お節介な人も多いので、いい意味で世話を焼いてくれるのが、田舎っぽいなと思っています。「東京出身」というだけで驚かれ、かっこいいと言われてしまいます。

こんな風に、自分の中の緊張を解いていったら、田舎暮らしも心地よく、自分らしく楽しめるようになりました。

田舎は不便なことも多いけれど、自分の中の欲を削ぎ落としていくように、シンプルな状態を作ったらとても心地が良くなります。

仕事をきっかけに暮らすことになりましたが、田舎の良さを知ることができるようになってから、人間性が豊かになった気がします。

今まで知っている世界の中だけで生きていたら、エゴが強くて、尖った人になっていたんだろうなと思ってしまいます。良い意味で丸くなれました！

もしも田舎暮らしに憧れているのなら、してみるのもありだと思います。

人生一度きりなので、チャレンジするなら、若いうちの方が順応しやすいのではないかと思います。

「人生のうちで今日が1番若い」という言葉があるように、そうしたいと思った勢いがあるうちに、動き出すのが素敵だと思います。

田舎に暮らしてみて思ったのは、田舎暮らしは気持ちをシンプルに、削ぎ落としていく作業のような気がしています。

本当に自分に必要なものは何か、日々自分に質問していきます。

今までは物にあふれていた生活を送っていましたが、ものがなかなか揃わなくて、手に入らない場所にいると、自然とシンプルな生活が身の丈にあっているということを実感できるようになりました。

それが居心地が良くなってくるので、いまの生活をとても気に入っています。

最初に田舎に引っ越すときはとても勇気がいることだと思いますが、一度来てしまえば、あとはなれるだけ。仕事も量は少ないかもしれませんが、一応あるので、なんとかなります。

文化が違うということは、なれるのには初期費用がかかるので、車を揃えたり、現地で道具を揃えるのに少しまとまったお金があった方が良いと思いますが、それさえ揃えられれば、あとは生活維持費だけで済むのではないかと思います。

きっかけは仕事の方が理由もできるし良いと思うので、転勤希望が出せる人はチャンスだと思います。そうでなくても、仕事を見つけるところから始めるのもありだと思います。

もしも、田舎すぎることに抵抗がやっぱりあるという人は、少し郊外の地方都市を選ぶと良いと思います。

駅前はどこの駅でも少しは栄えているはずなので、寂しさも消えていきます。

最初は駅前に暮らしていても夜の静けさに眠れなかった私ですが、もっと山奥に行くよりも、ずっとマシだったと思っています。

徐々に体を慣らすためにも、自分に心地の良い場所を選んで行くと、ステップバイステップで田舎暮らしを実現できます。

理想の生活に近づけるように頑張ってください。